岐阜県のわんわんパトロールとは
岐阜県内で行われている「犬の散歩を活用した防犯・見守り活動」の全体的な概要です。
県全体でのネットワーク支援や、各市区町村ごとの独自の取り組みが行われています。いつものお散歩ルートを歩きながら、無理のない範囲で地域の見守り活動に参加してみませんか?
岐阜県では、毎月20日を「地域安全の日」と定め、散歩や買い物などの日常生活の中で行う「ながら見守り活動」を県民に広く要請しています。特に「犬の散歩」は、毎日決まった時間帯やルートを歩くため、地域の監視網として高い防犯ポテンシャルを有しており、県内各地で「わんわんパトロール」として急速に普及しています。
身近な犯罪(空き巣や自転車盗)だけでなく、特殊詐欺の被害防止や子どもの安全見守りなど、幅広い防犯活動として位置づけられています。
岐阜県の制度の特徴・他県との違い
岐阜県内のわんわんパトロール施策には、以下のような独自の特徴や傾向があります。
- 参加形態の特徴
岐阜市(5人以上)や各務原市(6人以上)のような「団体登録」を求める制度から、大垣市や美濃加茂市のような「個人参加」を広く受け入れる制度まで、自治体によって多様な形態が存在します。また、多治見市のように市民が自発的に結成したボトムアップ型の団体もあります。 - 行政・警察の関与度
県が「ボランティア団体・フレンドリー企業」登録制度を通じて企業を巻き込んでいるほか、恵那署や可児署、郡上署などの警察機関が直接的にリードカバー等を配布し、児童の登下校見守りへの協力を要請するなど、警察主導のミクロな連携も活発です。 - 他分野との連携傾向
岐阜市や各務原市では「認知症高齢者等見守り事業」を展開しており、防犯だけでなく徘徊高齢者の早期発見という福祉的セーフティネットと融合しています。また、中津川市ではペットシッター事業者が業務の中で見守りを行うといった商業エコシステムとの交差も見られます。 - 保険・補償の扱い
大垣市のように行政がボランティア保険の費用を負担する仕組みや、県や市町村の社会福祉協議会が提供する「ボランティア活動保険」を活用して、ケガや損害賠償といったリスクを社会化する体制が推奨されています。 - 参加のハードル感(始めやすさ)
大垣市(e-tumo)や各務原市(Logoform)のように電子申請システムを導入して若年層でも参加しやすくしているほか、美濃加茂市のように窓口で反射プレートをもらうだけの「低摩擦(即時参加型)」アプローチもあり、参加ハードルを下げる工夫が進んでいます。 - 活動の重点テーマ
児童の登下校時の安全確保を中心に、特殊詐欺やSNS型投資詐欺の防止、さらに専用グッズ(腕章やバンダナ等)による犯罪抑止力(視覚的シグナリング)の向上と、地域コミュニティの再構築に重点が置かれています。
岐阜県内の実施自治体一覧・比較表
岐阜県内の各市区町村ごとの制度一覧です。お住まいの地域の詳細(参加要件、もらえるグッズ、保険の有無など)は、各団体のリンクから個別ページをご確認ください。
| 市区町村名 | 団体名 / 制度名 | 参加条件 | グッズ | 保険 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 岐阜県(全域) | 安全・安心まちづくりボランティア団体・フレンドリー企業 | 団体(月1回以上の活動等) | ベスト、腕章等 | 不明 | 企業のCSR活動とも連携し、県HPで活動を紹介。 |
| 岐阜市 | 岐阜市防犯ボランティア活動団体 | 団体(5人以上・1年以上活動) | ジャンパー、腕章等 | 要問合せ | 組織の成熟度を重視し、暴力団排除要件等を厳格化。 |
| 各務原市 | 防犯ボランティア団体登録制度 | 団体(6人以上・月1回以上活動) | 帽子、腕章等 | 要問合せ | 構成員数×3,000円上限の幅広い補助金制度やデジタル申請を導入。 |
| 大垣市 | さわやかみまもりEye | 団体・個人OK | 帽子、蛍光ベスト | 市が保険費用負担 | 電子申請(e-tumo)を導入し、市がボランティア保険を負担。 |
| 美濃加茂市 | わんわんパトロール | 個人OK(市役所窓口で配布) | 反射プレート | 要問合せ | 複雑な登録不要で、窓口で6色から好きなプレートを選べる即時参加型。 |
| 多治見市 | Tajimiワンワンパトロール隊RAWS | ワンちゃんを飼っている方 | 黄色いバンダナ※自費 | 自己責任等 | 市民有志が自発的に結成。自費購入のバンダナで高い防犯意識を共有。 |
| 恵那市・可児市・郡上市(警察管内) | わんわんパトロール等(警察署連携) | 犬の散歩をしている方 | リードカバー、ステッカー等 | 要問合せ | 警察署が主体となり、児童の登下校時の見守り強化を要請。 |
※表に記載がない自治体でも、地域の防犯協会や自治会単位で独自の活動が行われている場合があります。
岐阜県の見守りデータ(みんなのマチレポ)
毎日のわんわんパトロールで気づいた「ちょっと不安な場所」を記録すると、下の地図にパトロールの成果がマッピングされていきます。
📍 岐阜県の安全情報サマリー
現在の岐阜県で寄せられた「地域の気づき」サマリーです。事前の安全確認にお役立てください。
- 現在の見守り指数: ⭐⭐ 見守り活動中 / 気づきが広がり始めています
- 最近の気づき傾向:
- 暗い: 6 件
初めての方向けガイド(岐阜県編)
- どうやって参加するのか
お住まいの市役所(防災・安全関連の窓口)や、管轄の警察署に登録制度があるかを確認するのが第一歩です。美濃加茂市のように窓口に行くだけで参加できる場合や、大垣市のようにスマートフォンから申し込める場合もあります。また、多治見市のように愛犬家同士のコミュニティから活動に参加することも可能です。独自の制度がない地域でも、県警が呼びかける「ながら見守り」として、日常の散歩で周囲を気にかけるだけで防犯活動になります。 - 申し込み方法の傾向
各務原市や大垣市のようにオンライン(電子申請)での手続きを導入する自治体が増えており、現役世代でも参加しやすくなっています。一方で、ボランティア団体としての実績や名簿の提出を求める自治体(岐阜市など)もあるため、まずは個人から始められるか、地域の団体に所属するかを検討するとスムーズです。
愛犬との散歩を、地域の見守りデータに(みんなのマチレポ)
わんわんパトロールは、特別なことをしなくても「いつもの散歩」がそのまま地域の見守りになります。 「夜はちょっと暗いな」「ここ、見通しが悪いな」── そんなふとした違和感が、実はとても価値のある“気づき”です。 みんなのマチレポは、そうした日常の気づきを地図上にそっと記録していくサービスです。
- 事故が起きる前に気づくための地図
危険を告発する場所ではなく、「まだ何も起きていないけど、気になった場所」を集めます。 - 主観的な気づきが、地域の安全データになる
1人の感覚は小さくても、似た投稿が集まることで、街の傾向が見えてきます。 - 見守りの意識が“見える化”される
投稿が多い地域は「危険な場所」ではなく、「それだけ多くの人が街を気にかけている地域」です。
岐阜県でわんわんパトロールに参加されている方は、ぜひ愛犬との散歩の中で感じた“ちょっとした気づき”を、無理のない範囲で記録してみてください。特別なことをしなくても大丈夫です。あなたの何気ない気づきが、誰かの事故を防ぐきっかけになるかもしれません。